壮烈!な水雷戦隊の模型
駆逐艦乗りたちは (中略) なんでもやらされ、くじけるどころか、なんでもやりこなした。 ナニクソ、負けてたまるか、が、合いことばだった。
・・・ 壮烈!水雷戦隊 「この本を読まれる方へ」より
三つ子の魂百まで。
幼い時分に備わった性質や性格は老人になってなお変わることがないというわけで、それほどまでに幼少期の体験はその後の人格形成に大きな影響を与えます。
さて、かく申します私が 吉田俊雄著 「夜戦の王者 壮烈!水雷戦隊」(秋田書店刊・昭和47年10月15日初版発行)に出会ったのは小学校低学年の頃。
すでに三つ子と呼べるような幼少期ではありませんでしたが、すっかり汚れっちまってる上に足の臭い今の私からは想像もできないほど純粋でピュアだった少年に、この本が与えた影響たるや極めて大であったのでした。
「敵主力艦撃滅」という大目標を失い、ニガ手なマル通稼業に酷使され、さらに飛行機やレーダーという難敵に苦闘を重ねつつも、「なに、負けるものか!」と全力で立ち向かう駆逐艦乗り不屈の姿に「ああ、自分もこのように強い心を持った人間になりたいものだ」と深く感じいったのであります。
そんな願いもどこへやら、今や絵に描いたようなダメな大人になってしまった私ですが、職場で1つの部署の長となり、責任の大きさにつらさを感じ、音をあげてしまいそうになる事も少なくない日々を送る今、彼ら駆逐艦乗りたちの敢闘精神を、彼ら駆逐艦乗りたちの決して屈することのない生き様を小気味よく記した分解寸前のこの本は私にとって、大げさに言えば「人生の指針」、恥ずかしい言い方をすれば「勇気をくれてありがとう!」といった存在となっているのです。
というわけで、この「壮烈!な水雷戦隊の模型」は「夜戦の王者 壮烈!水雷戦隊」に登場する駆逐艦たちを模型にて再現することを試みる
ページです。
拙い技術ゆえ、皆さんの模型製作のヒントや参考になるようなものはありませんが(ていうか殆ど工事中)、ご覧いただければ幸いです。
平成20年1月21日 管理人 ・ 戊申丸
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最新の更新
駆逐艦浦波製作経過を更新しました(8月22日掲載)
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駆逐艦の煙突に駆逐隊識別線を塗らなきゃ気がすまない方への簡素な資料
第2水雷戦隊戦時日誌にみる2水戦艦隊区分の変遷(昭和16年12月1日〜昭和20年4月20日)
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「第1部 海軍のはな ・ 駆逐艦乗りたち」より 駆逐艦天津風(7月14日製作経過掲載)
「第1部 海軍のはな ・ 駆逐艦乗りたち」より 軽巡洋艦神通(4月6日製作経過掲載)
「第2部 駆逐艦乗り奮戦す」 より 駆逐艦谷風
「第3部 ソロモンの突撃と格闘」 より 駆逐艦夕立(4月6日製作経過掲載)
「第4部 レーダーと肉眼との対決」 より 駆逐艦高波
「第5部 この人と艦の負けじ魂」 より 駆逐艦涼月(4月19日製作経過掲載)
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大野景範・原進著 「海軍水雷戦隊」(サンケイ出版)より 駆逐艦春雨
重本俊一著 「回天発進 わが出発は遂に訪れず」(光人社)より 駆逐艦親潮
小池英策著 「今日の話題戦記版 駆逐艦隊ガダル奮戦記」(土曜通信社)より 駆逐艦浦波(8月22日製作経過掲載)
デイヴィッド・トーマス著「スラバヤ沖海戦 連合国艦隊潰滅す」(早川書房)より 駆逐艦エレクトラ(6月24日製作経過掲載)
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番外
ナッチャンRera ・ ナッチャンWorld 乗船記
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相互リンク
「守るも攻むるも」さま
ツボを押さえた工作、シャープで鮮明な画像。 まさに良サイト。 HMASヴァンパイアの勇姿に涙が・・・。
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いずれこんなのも掲載できれば ・・・ というリスト
橋本衛著 「奇蹟の海から 特型駆逐艦水兵物語」(光人社)より 駆逐艦雷
岡村治信著 「青春の柩」(光人社)より 駆逐艦追風
矢花冨佐勝著 「駆逐艦勤務 日本海軍兵士の艦上での日常」(新風舎)より 駆逐艦朝霜
大高勇治著 「海の狼 駆逐艦奮迅録 第七駆逐隊太平洋海戦記」(光人社)より 駆逐艦菊
桂理平著 「わが海戦記 囮部隊の空母瑞鳳と駆逐艦桜の最期」(霞出版社)より 駆逐艦桜
ダドリー・ポープ著「北緯73度 バレンツ海-海戦」(早川書房)より 駆逐艦オンスロー
等々、これからもリストだけは増えていく予定です(^-^)