「第5部 この人と艦の負けじ魂」 より
第2水雷戦隊 第41駆逐隊 駆逐艦涼月
このまま艦を沈めては、戦死した五七人の英霊と、泳ぐことのできない三四人の負傷者に申しわけない。 ま
た、戦闘中に沈まなかった涼月を、われわれの努力が足りなかったために沈めては、申しわけない。 よし、やろう。 駆逐艦乗りだ。
負けるものか!
・・・ 壮烈!水雷戦隊 174頁
(前回掲載の画像)
「最後まで投げずに、やりとげ」る駆逐艦乗りたちの姿を描く「壮烈!水雷戦隊」の白眉。
彼らがどんな人たちだったのかわかっていただきたいとする著者の思いがひしひしと伝わる一章。
まさに「人と艦の負けじ魂」。
傷だらけの艦歴に新たに加わる致命的な大損傷にも屈せず、人艦一体、負けじ魂のカタマリとなって生還を果たした駆逐艦涼月を製作、キットは勿論ピットロード1/700「涼月」。
下塗りとして「タイヤブラック」を塗って書道の墨みたいになってしまった「涼月」、己のやったこととはいえあまりの姿に制作意欲が大幅に減退したりなんかしちゃったりしたんですが、リノリウム色とニュートラルグレーを塗っていい感じになってきました。
写真にすると相変わらず真っ黒に見えるんですけど・・・ライティングやら露出やら、なかなか思うような写真が撮れなくてがっかりです。
なお、艦中央部の機銃台はタイヤブラックによる下塗り状態です。
(前回掲載の画像)
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